2017年12月06日

社葬を行う場合の宗教はどうするのか

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昔は故人が企業のトップだった場合、社葬を執り行うことが一般的でした。しかし最近では家族葬を希望する遺族が多く、その数は減ってしまいました。それでも創業者や会長だった場合、家族の了承を受ければ社葬にすることがあるでしょう。

その際、宗教はどうするのか揉めることもあるようです。日本は仏教徒が多いので仏教式で執り行うことが多いですが、それでも神道式やキリスト教式を選ぶこともあるかもしれません。故人がどの宗教、宗派に属していたのかということを確認する必要があります。

もしもお別れの会とするのであれば、自由な形式で執り行うことができるでしょう。すでに荼毘に伏されていて、遺骨を親族が持っている場合には写真のみでお別れ会を行うことが多いです。そうなると宗教はあまり関係がなく、好きだったものや音楽などに囲まれて偲ぶという形が多いです。それは有名人でも企業のトップでも同じです。現在の経営者や社長が逝去をした際の社葬はその人の後継者を発表する場となることも多く、そのことを考慮するとビジネスの場として参列をしなければいけなくなる、ということもあります。会社として偲びたいということで執り行うのですから、その企業の取引先の多さなどを誇示する場となることが多いです。哀悼の意を表すという一番大事なことがかけてしまいがちなので、遺族もあまり希望をしないということが多くなっています。経済的なことも考慮しなければいけません。